美容や健康によいとされる栄養素を豊富に含むプロテインですが、実は高血圧予防にも効果があります。
また、高血圧予防以外にもプロテインは健康面にさまざまな好影響をもたらします。
そこで今回は、高血圧予防に効果のあるプロテインと、プロテインがもつ健康面への具体的な効果を紹介していきます。
プロテインは高血圧予防に効果的?
プロテインにはさまざまな栄養素が含まれていますが、その中でも高血圧予防に効果のある成分は、プロテインの主成分であるタンパク質です。
高血圧は体の中の血管がもろくなり、血管が狭くなることで起こる病気です。
タンパク質は血管を含む骨や筋肉を強くするナトリウムやカルシウムを含んでいるため、タンパク質が多く含まれているプロテインを飲むと高血圧予防につながるというわけです。
また、満腹感をもたせることができるため過食を防ぎ、塩分・糖分の摂りすぎ防止にも効果があります。
特に高血圧予防に効果のあるプロテイン
プロテインにはカゼイン・ソイ・ホエイの3種類があり、なかでもホエイプロテインは特に高血圧予防に効果があるとされています。
ホエイプロテインは筋肉増強や食欲を抑える効果が高く、血圧やコレストロール値を下げられるという研究結果が発表されています。
ホエイプロテインは他の2種のプロテインよりも消化が早く、高齢者でも飲みやすいという特徴ももっています。
高血圧予防以外のプロテインの効果
プロテインは高血圧だけでなく、心臓病や糖尿病などの生活習慣病の予防から過食防止、免疫脳への好影響などの効果が見込めます。
間食や朝食の代わりにプロテインを飲むことで、必要な栄養素がバランスよく摂取でき筋肉維持もできるため年をとっても病気になりにくい体を作ります。
また、一部の癌細胞のへの抑止効果も確認されており、免疫力の向上にも役立つと注目されています。
知っておきたいプロテインの副作用
プロテインは体にとって良い効果を与えますが、同時に場合によっては悪影響をもたらす副作用が起こることもあります。
例えば、腎臓機能が低下している人がプロテインを飲み続けた場合、タンパク質の過剰摂取により腎障害を引き起こす可能性があります。
また、運動を行わずにホエイプロテインを摂取し続けると、肝臓の機能低下にもつながるケースが多々あります。
ただしこれらの副作用は体質とプロテインの相性によるものが大きく、自分の体質に合わないプロテインを飲み続けると体調を崩すきっかけになることもあります。
プロテインと体質の相性については飲み続けることでしか分からないため、プロテインを飲んだ後に体調を崩しやすくなった場合は一旦飲むことをやめるか別の種類のプロテインに変えることをおすすめします。
プロテインと一緒に摂ると高血圧予防に効果が高まる食品/h2>
プロテインの摂取だけでも高血圧予防に効果がありますが、あわせてナッツ類を食べると更に効果が向上します。
アーモンドやカシューナッツには血圧上昇を抑えるカリウムやナトリウムが含まれており、コレステロールのバランスを整える作用もあります。
ただし、塩味のついたおつまみ系のナッツは塩分摂取過多になりかねません。
無塩のナッツ類を、プロテインと合わせて1日100gほど摂取するとよいでしょう。
プロテインに含まれるタンパク質は高血圧予防や生活習慣病に効果的/h2>
いかがだったでしょうか。
プロテインの主成分であるタンパク質は、血管や筋肉を強くして高血圧や生活習慣病の予防に効果的です。
ただし、場合によっては副作用として悪影響がでることもあるので、体調に不安のある人はかかりつけ医に相談してからプロテインを飲み始めるとよいでしょう。