「プロテインを摂取するとおならの臭いが強くなる」と聞いたことはありませんか。
もしかしたら、実際にプロテイン生活を始めてから、おならが臭くなった経験をしたことがある女性もいるかもしれません。
実際のところ、プロテインとおならのニオイに関係はあるのでしょうか。
今回は、プロテインの摂取がおならのニオイに影響を及ぼすのは本当なのか、詳しくご紹介していきます。
プロテインの摂取でおならが臭くなるのは本当?
プロテインの摂取でおならが臭くなるのは本当なのでしょうか
さっそく、プロテインとおならの関係について詳しくご紹介します。
過剰摂取でニオイが強くなる場合がある
結論からいうと、プロテインの摂取がおならを臭くする場合があるのは事実です。
しかし、プロテインの摂取したすべての方のおならが臭くなるわけではありません。
あくまでも、適量以上のプロテインを摂取する、いわゆる「過剰摂取」を繰り返す方の場合、おならが臭くなることがあるのです。
そもそもおならのニオイは、腸内の悪玉菌の量に左右されます。腸内の悪玉菌が優位になると、腸内のガスが増加し、おならが臭くなってしまうのです。
プロテインの過剰摂取は、悪玉菌を優位にしてしまうので、摂取量によってはおならのニオイに影響します。
日頃の食生活が影響することも
プロテインの適量を守っていても、普段の食事のなかでたんぱく質を大量に取り入れている場合は、1日の総摂取量が増えるので悪玉菌が優位になってしまいます。
たんぱく質が豊富な食品と言えば、肉や魚、卵、大豆など。なかでも肉類は悪玉菌のエサにもなることから、おならのニオイに影響しやすい食品です。
プロテインの摂取量を守っていても、食生活によってはすでに1日あたりの摂取目安量をオーバーしている場合がありますので注意してください。
プロテイン生活中のおならのニオイ対策
プロテイン生活中であっても、おならのニオイに悩まされたくない…と考える方は多いです。
ここからは、毎日プロテインを摂取してもおならが臭くならないよう、今日から取り組める対策をご紹介します。
適量の摂取を守る
まずは、過剰摂取は避け、パッケージなどに記載されている適量を守りましょう。
基本的に、プロテインの1日あたりの摂取目安量は、男性が65g程度、女性が50g程度と言われています。普段の食生活で取り入れるたんぱく質量と照らし合わせながら、過剰摂取になっていないかをきちんと確認してください。
善玉菌を増やす
おならのニオイの原因となる悪玉菌を増やさないためにも、「善玉菌」が優位になるような生活が大切です。
たとえば、「腸内環境を整える食品を取り入れる」「ジャンクフードなどは避ける」といった生活が重要。善玉菌が優位になれば、プロテインによるおならのニオイは避けやすくなるでしょう。
ソイプロテインを取り入れる
プロテインの種類を、ソイプロテインにすることで、おならのニオイ対策になる場合があります。体質によっては、そもそも取り入れているプロテインが体質に合っていない場合があるからです。
プロテインの定番であるホエイプロテインや、カゼインプロテインは牛乳由来のものですが、体質によっては体に合わない場合があります。とくに、お腹が弱い方は、牛乳由来のプロテインで腸内環境が悪化することもあるでしょう。
大豆由来のソイプロテインであれば、お腹の弱い方でも安心して取り入れられるのでおすすめです。
プロテインの飲み方次第でおならのニオイは気にならなくなる
プロテインの摂取がおならのニオイを臭くするという噂は事実です。しかし、原因は「過剰摂取」がほとんどであり、適量を守っていればおならのニオイに影響する可能性は低いと言えます。
現在、おならへの影響を不安に感じている方は、適量を守ったうえでプロテインを取り入れてみてください。