「妊娠中でもプロテインって飲んでいいの?」「プロテインが習慣化しているけど胎児に影響はある?」など、妊娠中のプロテイン摂取に不安を感じている女性は少なくありません。
プロテインは薬ではないものの、栄養補助食品なので胎児や母体に悪影響があるのでは…と疑問を感じる女性は多いです。
そこで、今回は妊娠中におけるプロテインのリスクやメリットなどについてご紹介します。
妊娠中のプロテインにリスクはなし
結論から言うと、妊娠中のプロテイン摂取には母体にも胎児にもリスクがありません。
冒頭でも触れた通り、プロテインは薬品ではなく、栄養補助食品に分類される「食品」です。主成分はたんぱく質であり、プロテインによってはさらにビタミンやミネラルなどが豊富に含まれている商品もあります。
そのため、妊娠中であっても安心してプロテインを摂取できるのです。
妊娠中にプロテインを飲むメリット
妊娠中にプロテインを取り入れるにあたり、どのようなメリットを期待できるのでしょうか。
ここからは、妊娠中のプロテインにおける魅力をみていきましょう。
妊娠中に必要なたんぱく質をしっかり摂れる
妊娠中にプロテインを摂取することで、必要なたんぱく質の摂取に繋がります。妊娠している期間は、通常よりも10~20gも多くのたんぱく質摂取が好ましいとされています。成人女性のたんぱく質必要量が1日あたり50gであることを踏まえると、妊娠中は1日60~70gものたんぱく質を摂取しなければなりません。
プロテインを取り入れれば、普段通りの食事を維持したまま、手軽にたんぱく質の補給を実現できます。
食欲がないときでも栄養補給ができる
プロテインを妊娠中に取り入れるメリットとして、「栄養補給ができる」が挙げられます。
妊娠中はつわりや体調不良などにより、食欲がなくなることが多いもの。とはいえ、しっかりと栄養を取り入れなければ、胎児の成長に影響を及ぼしてしまいます。
プロテインであれば、食欲がなくても水分補給の感覚で飲めるので妊娠中におすすめ。食事を摂れないときでも、プロテインを1杯取り入れるだけで必要な栄養素を補填できます。
貧血予防に繋がる
妊娠中に起こりがちな貧血は、プロテインの摂取で予防できる場合があります。
たんぱく質には、鉄分の吸収をサポートする役割があるので、鉄欠乏性貧血の予防を期待できます。
妊娠中は食生活の乱れにより、鉄分不足に陥りやすいので、体調不良を回避するためにもプロテインの摂取がおすすめです。
食べ過ぎ予防を期待できる
妊娠中のプロテイン摂取では、美容効果を期待できます。
体質によっては、妊娠を機に暴食に走る女性が少なくありません。食べ過ぎは妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などを招くので大変危険です。
しかし、食事前にプロテインを摂取すれば、ある程度満腹感を得られるので、食べ過ぎの予防に繋がります。
母子ともに健康を維持するためにも、プロテインを活用して食事量をコントロールすることが大切です。
妊娠中のプロテイン摂取の注意点
妊娠中にプロテインを摂取する場合、注意したいのが「過剰摂取」です。
上記で触れた通り、妊娠中のプロテイン摂取はメリットが多いので多くの女性に取り入れてほしい食品。とはいえ、「健康にいいから」と、過剰摂取するのは危険です。
たんぱく質の過剰摂取は、内蔵疲労を招いたり腸内環境の悪化を引き起こしたりするので、必ず適切な量を守って摂取しましょう。
妊娠中こそプロテインを取り入れよう
今回ご紹介した通り、妊娠中のプロテインはメリットがたくさんあります。栄養補給や体調不良予防など、さまざまな魅力があるので、妊娠中こそ摂取すべきといっても過言ではありません。
妊娠中のプロテイン摂取のリスクが気になっている女性は、ぜひ安心して毎日の生活に取り入れてみてください。