プロテインを飲むと便秘になる！？原因や対策を詳しくご紹介

プロテインといえば、近年ダイエットや美肌など、美容目的で取り入れる女性が増えています。しかし、なかには「プロテインが原因で便秘になってしまった」といった声も挙がっているのが現状です。
そこで、今回はプロテインを飲むと本当に便秘になるのか、原因や対処法について詳しく触れていきます。

プロテインで便秘になる原因

プロテインで便秘になってしまう原因には何が挙げられるのでしょうか。
まずは、考えられる「便秘の原因」を見ていきましょう。

誤った飲み方をしている

プロテインで便秘になる原因として、まず挙げられるのが「誤った飲み方」です。
美容や健康の大きな味方となってくれるプロテインですが、過剰摂取をすると便秘になることがあります。
プロテインの過剰摂取で便秘を引き起こすメカニズムには、含まれるたんぱく質が大きく影響しています。プロテインに含まれるたんぱく質は、体内で「窒素」と呼ばれる成分に変化するのです。窒素は、腸内の悪玉菌の餌となるため、過剰摂取すると一時的に腸内環境が悪化する恐れがあります。
悪玉菌が増加することで便秘がちになることから、「プロテインを飲んだせいで便秘になった」と感じるのです。
プロテインを取り入れるのであれば、パッケージに記載されている量を守ったうえで、適度に摂取する必要があります。

栄養不足・栄養バランスが偏っている

プロテインを飲んだことで便秘になると感じる原因には、「栄養不足」もしくは「栄養不足の偏り」が考えられます。
プロテインは、栄養が豊富なタイプも多く、栄養面をプロテインに頼っているケースが少なくありません。しかし、プロテインはあくまでも栄養補助食品の立場にあるため、プロテインだけで必要な栄養を摂取できるわけではありません。
例えば、食物繊維やマグネシウム、脂質などは不足すると便秘を引き起こすことがあります。
特に、ダイエット中の方や美容への意識が高い方は、極端な食事制限をしたり、徹底的に脂質を省いた食生活を取り入れていることが多いもの。
プロテインの影響ではなく、普段の食生活が便秘の原因となっていることがあります。
「プロテインを飲んでいるから栄養面の心配はなし」と過信するのではなく、普段の食生活にも気を配ることが大切です。

プロテインで便秘になる場合の対策

プロテインが必ずしも便秘の原因ではないものの、「やっぱり便秘が不安だからプロテインには抵抗がある…」と感じる方も多いでしょう。
ここからは、安心してプロテインを取り入れるためにも、知っておくべき対策をご紹介します。
便秘を回避しながら楽しくプロテインを取り入れられるよう、以下の内容を参考にしてみてください。

栄養バランスに気を使った食事を心がける

安心してプロテインを楽しむためにも、最低限守りたいのが「栄養バランスの整った食事を取り入れること」です。
たんぱく質や脂質、食物繊維など、バランス良く摂取できるような食事は、便秘対策として非常に有効。便秘になりやすい女性こそ気をつけたいポイントです。
また、たんぱく質は1日の目安量を把握しておくことをおすすめします。たんぱく質の必要量は、体重1kgあたり1g前後といわれています。過剰摂取を避けるためにも、自身の体重から算出してみてください。

こまめな水分補給を意識する

忘れがちな部分ではありますが、こまめな水分補給は便秘対策に有効です。
特に、冬場は喉の渇きを感じにくいため、身体が水分不足に陥っていることに気が付かないケースが多いです。
喉が渇いていなくても、こまめに一口は飲むように意識することで、水分不足による便秘を回避しやすくなります。
プロテインでの便秘が不安な方は、こまめに水やお茶を飲む習慣をつけてみてください。